評価工法に関する技術的なご質問回答
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Q.
A-111の補強で合板9mmの長尺ものを使用し、1枚で土台から梁まで張り込むことが出来れば、つなぎの裏桟はなしでも評価は5.2のままでもよろしいでしょうか?
名古屋市役所耐震化支援室に問い合わせしたところ、減災協に判断してもらうように指示を受けました。記入日 :2023年1月27日
工法番号:A-111
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A.
1枚張りの場合はつなぎの裏桟が無しでも問題ないと考えられます。詳しくは、手引き2022年度版のQ15をご確認ください。
記入日 :2023年2月1日
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Q.
質問①1月27日に問い合わせした内容の続きです。
前回の問い合わせ内容
「A-111の補強で合板9mmの長尺ものを使用し、1枚で土台から梁まで張り込むことが出来れば、つなぎの裏桟はなしでも評価は5.2のままでもよろしいでしょうか?」
この問い合わせには問題なしとの回答を頂きましたが、今回現場にて、別添図Aのように土台材が125×125と大きかったため、土台に合板を留めることが出来ず、土台部分のみ45×45の受け材を用いて真壁の納まりにしました。この工法で5.2kN/mとみなして問題ないでしょうか?
質問②別添図面Bについて
丸太梁下の壁を図のように補強する際、梁補強105×105を用いて合板t=12を工法A-213のように補強した場合、上下あきのA-232と見なし、土壁は7割以上とみなすべきでしょうか?
質問③
1本の柱が著しく上部に傾いて施工されていたため、その柱に受け材45×45を添えて、柱1本分のみA-413真壁納まりとして施工しました。この場合の壁耐力は5.2kN/mか3.64kN/mのどちらで計算するべきでしょうか?名古屋市役所耐震化支援室に問い合わせしたところ、減災協に判断してもらうように指示を受けました。記入日 :2023年2月20日
工法番号:A-111とA-311,A-213又はA232,A-213とA413
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A.
工法に床勝ち仕様の様な受材を介して面材を留め付ける仕様が真壁以外にないため、2023年版Q&AのQ41を参考に評価してください。
質問② 土壁及び面材が梁まで届いていない場合は、それぞれそのA工法仕様にて評価する必要があります。開口寸法が制限を満足しているか確認して設計をしてください。なお、梁補強105角は上下あきの受け材として評価できます。
質問③ 質問①と同じように考えて、大壁A-213と真壁A-413の小さいほうの耐力(双方5.2kN/m)を採用できます。ただし、1辺がA-413仕様で受材を大きくした場合は、合せて釘の埋め込み深さを調整する必要がありますので、A-311等を参考にしてください。なお、柱の傾きの大きさによっては軸力をうまく伝達できない可能性がありますので、有効な柱・耐力壁として見做せるかは設計者の方で判断してください。記入日 :2023年3月14日
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Q.
補強したい壁の構成(土台、柱、梁)が柱勝ちの場合に、A工法を使用できるか?
使用できる場合、柱頭柱脚金物は、どのように考えたらよいのか?記入日 :2023年2月15日
工法番号:A-213,A-233
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A.
柱頭柱脚金物はN値法に準じて設計できれば問題ありません。通し柱の部分は金物によって連結されているものと考え、梁は脱落しないように引張金物にて適宜留め付けてください。
記入日 :2023年2月28日
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Q.
A-222工法の継手受け材の施工に際し、既設筋違いが干渉したためやむを得ず継手受け材を切断し、構造用合板を既設筋違に止付けました。この場合、A-222で耐力評価してよろしいでしょうか。それともA-223で耐力評価すべきでしょうか。
記入日 :2023年3月3日
工法番号:A222、A-223
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A.
設計者判断ですが、壁周囲の重要な釘から離れた位置であれば、その位置の筋かいも継ぎ手の役割を果たすものとみて、A-222で評価できます。
記入日 :2023年3月14日
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Q.
部分開口構造用合板補強工法真壁「上下あき」裏桟なしで構造用合板評価シートA-433周囲釘ピッチ@100になっていますが『大阪府耐震推進協議会木造住宅耐震改修マニュアル』に記載されている注意事項(7)釘間隔により耐力を以下の式により修正することができる修正耐力=標準耐力×(釘間隔/実際に打たれている釘間隔)ただし、釘間隔は100mmより小さくしてはならない。の考え方より構造用合板評価シートA-433で100÷150の低減かけ基準耐力(4.16×0666)利用し耐震診断評価を行いたいのです。また壁長1000を超える壁(1間)に対して使用可能かあわせてご回答お願いします。
記入日 :2023年3月13日
工法番号:A-433
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A.
・釘ピッチの変更について
減災協のA工法は、試験により評価しているため、仕様を変更した場合の計算式に当てはまるかは不明確です。
今後、大阪府の指針との対応について必要に応じて検討いたしますが、現状で減災協委員会での議論は行われていないことから今のところ不可と考えられます。
・壁長の考え方について
A工法の壁長さの考え方に関しては、2023年版手引きのP.23をご確認ください。記入日 :2023年3月15日
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Q.
構造用合板を真壁仕様A-413で施工する際、柱頭、柱脚金物が四方受材に干渉する場合、四方受材は金物の手前までで構わないでしょうか?
記入日 :2023年3月15日
工法番号:A-413
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A.
四方受材に干渉する場合には、受材は微小であれば短くすることも可とするが、面材-アルミアングル接合ビス本数、及び受材-柱・横架材接合ビス本数は少なくならないよう、適正な間隔をあけて止付けてください。
記入日 :2023年7月25日
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Q.
A-432の下地の勝ち負け順についてですが、上下受材を四方受材に対して勝ちにしても良いでしょうか?
A-432の上下受材は「釘柱に対し2-N75斜め打ち」となっております。しかし、四方受材が勝ちですとN75が柱にほとんど届かず四方受材に効いている状態となります。上下受材を勝ちにすると正面からN75を打てるので柱に効くのですが、上下受材を勝ちにしては駄目でしょうか?
役所からは、手引きのP,24の
「下地材の勝ち負け勝ち順に、間柱>四方受材>上下受材>継手受材」
に準ずるようにとの指導をいただきます。
そのため、A-432の下地の勝ち負け順もこれに準じておりましたが、N75が柱に効いていないので上下受材を四方受材に対して勝ちにしても良いかご回答をいただきたく存じます。記入日 :2023年3月24日
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A.
上下受材が四方受材に固定されていれば問題ありません。手引きの施工順番に「原則」であることを、記載方法を検討して追記します。また、評価シートを更新いたします。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
四方受材は30㎜×40㎜分の厚みが残っていれば受材の切り欠きは問題ないでしょうか?
2022年度から「四方受材N90@200mm以下」もA-413やA-432で使用可となりました。今まで釘のめり込み長さが不足するため四方受材に45㎜角材を使用しておりませんでしたがN90の使用が可能ですと釘の埋め込み長さが不足しないので45㎜角材を使用出来ると思われます。そこで45㎜角材を座金の厚み分切り欠いたり、2面施工タイプの筋かい金物の金物の厚み分切り欠いても30㎜×40㎜分は残っていれば切り欠いても良いでしょうか?記入日 :2023年3月24日
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A.
受材寸法、釘の埋込寸法が不足しないように切り欠いて施工してください。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
手引きP,275「Q24.A-111構造用合板の角欠きルールについて」ですが、角欠きの切り欠いても良い寸法は何㎜まででしょうか?直交する横架材の梁成が300㎜や360㎜等と大きい場合もありますが、何㎜まで切り欠いても良いのでしょうか?
また、記載されている例がA-213の1枚張りと同じなのでA-213については適用可能ではないでしょうか?A-111のみの適用ですと、土塗壁がある壁や補強時に筋かいを併用したい場合に使用できなく使い勝手が悪いです。
以上の2点ご回答いただきたく存じます。記入日 :2023年3月24日
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A.
・切り欠き寸法は、性能が低下しない範囲として釘1~2本程度を想定し、欠損がない場合に対して全体釘本数が不足しないように切り欠き近傍に適切な端あき距離を取ったうえで施工してください。
・A-213や分割した面材の切り欠き等につきましては、今後の検討課題とさせていただきます。記入日 :2024年2月28日
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Q.
構造用合板の代わりに、耐震壁面材で使っているMDFボードとかEXボード等を使う事は可能か?
資材の有効利用や市況から、合板の入手が難しい状況で、可能であれば工法別の壁耐力が知りたい
対応していないのであれば、今後破壊試験等で、評価する予定はないのか知りたい記入日 :2023年4月19日
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A.
ご意見ありがとうございます。
構造用合板を基準として試験を実施してきた経緯があり、MDFやそのほかのボードでも試験をしたうえでの評価が必要となるため、すぐの対応は難しいのが実状です。
要望として承りました。記入日 :2023年7月25日
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Q.
①Q&AのQ46でアルミアングルは3分割まで良い(長辺方向)とされておりますが、木下地も分割して良いでしょうか?
1m程度の端材(30×40㎜の木下地の端材)が出るのでアルミアングルのように分割しても良い場合は端材を使用したいと考えております。
②Q&AのQ46でアルミアングルの短辺方向の分割は不可とされておりますが、木下地も同様でしょうか?
A-413を施工する際に既存の間柱がある場合は、間柱を下地分切り欠いて設置しており施工が手間です。木下地の短辺方向を分割して間柱間に下地を設置して良いでしょうか?
2点ご回答いただきたく存じます。記入日 :2023年5月8日
工法番号:A-413
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A.
①木下地も分割してかまいませんが、分割した木下地の両端部はN75以上の釘で留め付けてください。また、合板-受材間の釘が、規定の端空き距離を満たし、受材間に打ち込まれないように施工してください。
②木下地は、適切に施工してください。記入日 :2023年7月25日
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Q.
・A工法の合板の最小高さは何㎜でしょうか?
評価シートに「それぞれの構造用合板高さ400㎜以上」と明記されているものと、そうでないものがあります。構造用合板の高さが明記されていないA工法も400㎜以上あれば良いのでしょうか?それとも最小高さはなく300㎜程度の端材を使用しても良いのでしょうか?
ご回答いただきたく存じます。記入日 :2023年5月8日
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A.
上下あき、押入、長押の様な、合板が過度に小さくなる可能性のある仕様については、最小の合板を400mm以上とする制限を課しております。その他については原則としてそのような制限を課しておりませんでしたが、あまりに小さいと合板間でせん断力をうまく伝達できない可能性があったため、全仕様において、面材の下限寸法を400mm以上として設計するよう減災協のルールに追加しました。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
補強壁となる両端の柱仕様について、無垢材ではなく集成柱でも同様の耐力が見込めるものと判断してもよいでしょうか。
記入日 :2023年5月22日
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A.
A工法の試験は、スギE70材90mm角の柱材を用いて試験を行っています。
同等以上の性能があるか判断したうえで適切に設計して下さい。記入日 :2023年7月25日
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Q.
評価番号A-232において、12mm構造用合板の代わりに添付の地球樹Mクロスを代用しても問題ないでしょうか?
12mm構造用合板の規準などあったら教えてください!記入日 :2023年6月8日
工法番号:A-232
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A.
構造用合板に樹種等の制限はありません。壁倍率の告示にて規定されたものとお考え下さい。
今回の合板ですが、追加加工されていることからそのまま性能が担保されるか判断がつかないということで、壁倍率認定が必要と判断され、大臣認定を取得されたものと考えられます。
A工法は実験したものについて評価していることから、ご提示いただいた特殊な合板で同じ性能が出るか不明確なため利用は不可とします。記入日 :2023年7月25日
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Q.
①A-316工法において、厚12mmの構造用合板を使用した場合の評価はどのようになりますか。
②A-335とA-435やA-326とA-426を比較すると、基準耐力や基準剛性が上がるかと思いますが、手引き内には、半間+アルミアングル四方+構造用合板12mmの評価がございません。
そのため、A-316は厚12mmの構造用合板を使用しても、A-316の評価のままと捉えればよいでしょうか。
③また、ほぼ全ての工法で言えるのですが、主要構成部材の仕様の項目では、「構造用合板 厚9mm以上」や「構造用合板 厚12mm以上」と「以上」という記載があるため、例えば、本質問のようにA-300シリーズで構造用合板 厚12mmを使用することやA-400シリーズで厚15mmをしようすることは問題ないでしょうか。
各シリーズで使用できる厚みの範囲等ありましたお教えいただきたいと思います。工法番号:A-316等
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A.
①、②、③共通
面材厚は、構造性能、破壊性状に影響しますが、合板厚は下限のみの設定が原則となっております。そのため、12mmの評価がないものについては、9mm合板の仕様での評価としていただいて問題ありません。
A工法においては、9mm合板のものと12mm合板のものの2種類で選択できるように試験を行ったうえで構造性能が評価されてきましたので、同じ仕様で用いていただくのをお勧めいたしますが、厚いもので利用する場合は釘の埋込長さが変化しないなど設計者判断で危険にならないように適宜設計して運用してください。記入日 :2023年7月25日
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Q.
柱間1365mmの筋違がある耐力壁に910mmの所に間柱をいれて全面に構造用合板t9を裏残ありで施工した場合、1365mmの壁基準耐力5.2kN/mとして計上して問題ないでしょうか?
(別途図面添付します。)記入日 :2023年7月24日
工法番号:A-111
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A.
手引き2023年版のP.275(Q38 Q&AP.22)を参考にしてご判断ください。
また、片側入隅の仕様になる場合については、同手引きP.27またはP.277(Q41 Q&AP.24)を参考にしてください。記入日 :2023年7月26日
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Q.
柱間距離1m以上(土壁なし)の場合、間柱@455があればA-111同等とみなしていますが、入隅評価も同様に適応されると考えてよろしいですか。
記入日 :2023年7月25日
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A.
入隅仕様も同様に考えて問題ありません。
記入日 :2023年7月26日
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Q.
P27のA-213入隅仕様と低減係数αについてですが、
対象壁(勝ち)-反対側(単独壁)の低減係数αを教えて下さい。
よろしくお願いいたします。記入日 :2023年8月7日
工法番号:A-213
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A.
手引きのP.27の表に記載された仕様は、入隅部と反対側は、一方と他方の関係になります。
A-213の単独壁と入隅壁(勝ち)の組合せでは、低減係数α=0.8となります。
その他の納まりについても2024年度の手引きにて記載方法を更新しましたので、ご確認の上、ご判断ください。記入日 :2024年2月28日
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Q.
現在、住宅耐震改修を計画している所ですが、物件の外壁面に土壁がしてあります。
直に仕上げ塗材(じゅらくなど)が施してあり、仕上面から柱面までのチリが17㎜程度です。(長押あり)
この部分にA-455工法を計画したいのですが、構造用合板12㎜に塗仕上材復旧用の下地石膏ボード9.5㎜を張り合わせる必要があります。すると12+9.5=21.5㎜となり柱チリよりボード小口が出てきます。仕上塗り材での復旧は施主の要望です。
和室なので見切材等はやめたく、かといって下地材の薄物がありません。構造用合板に直接塗ると後でアクが出てきます。土壁も外周部全てにあるので、補強部分の土壁を全て撤去するという訳にもいきません。
このような場合、何か良い事例はありますでしょうか。
例えば、添付資料の地球樹Mクロス(伊藤忠建材)という商品は針葉樹合板ですが表面に紙が貼ってあり、直接仕上を施工できるようです。また耐力壁としても認定を受けている材料のようですが、仕様がJAS認定の構造用合板と同等かが不明です。これを低コスト工法でも使用できるものなのか、やはり構造用合板しかダメなのかご見解をお願いしたいです。
今後の為にも、土壁有りで柱とのチリが少ない場合の施工について施工事例などの参考があればご教授願います。記入日 :2023年8月21日
工法番号:A-455
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A.
A工法は試験を実施したものを評価しており、その他の面材で性能を評価できません。他の面材につきましては、ご要望として承りました。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
愛知建築地震災害軽減システム研究協議会の合板補強方法を参考に拝見しております。エクスナレッジ出版の補強の解説本に記載されていた事で知りました。
ただ、ここで紹介されている合板補強は、認定工法という訳ではないと思います。建築防災協会も関知していない、との事なのでした。
協議会と無関係な立場で紹介されている工法を採用する場合、何か問題になる事は考えられますか。大学で実験を行った結果、発表されている補強方法なので、設計者の判断で採用する事は問題無いと思うのですが、採用するべきではない、という意見の方もいます。記入日 :2023年8月22日
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A.
当協議会(減災協)は、協議会で認定されていない工法を採用することについて判断する立場ではございません。設計者にて適宜ご判断ください。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
A-233の合板の張り方ですが、合板の継ぎ目を境に、上部が合板1枚張り、下部に切断した合板を設置しても大丈夫でしょうか?
(合板の張り方が評価シートと上下逆に設置した場合)
よろしくお願いいたします。記入日 :2023年9月1日
工法番号:A-233
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A.
上下の面材の割りつけが逆となっても剛性の低下は見られないものと考えられます。上下入れ替えても問題ありません。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
A工法等、評価シートにサンプル構面のコストが書いてありますが、この値段の計算根拠を教えていただけますでしょうか。
当該位置の既存撤去から復旧までみているのでしょうか。記入日 :2023年9月5日
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A.
手引きの3.2.章の評価方法をご確認ください。壁の場合、最小限の解体と一般的な仕様での復旧を含むものとしております。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
上下受材および継手受材と筋かいがバッティングする場合、上下受材および継手受材を切断して筋かいに2-N75止めでも問題ありませんか?
A-112 A-131 A-222 A-232 A-234 A-242 A-244 A-311 A-312 A-422 A-432 A442等
記入日 :2023年9月8日
工法番号:A-234他
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A.
継手受材は上下の面材のせん断伝達を行う部材であり、必要釘本数が継手受材にとめられていれば切断されていても問題ないものと考えられます。また、上下受材についても、筋かいを介して柱に対して一体性が保たれていれば問題ありません。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
A-814_土壁「4隅欠け」は、右下の図に柱のスパンが半間と書いてありますが、1間の時の評価をしていただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願い致します。
記入日 :2023年9月22日
工法番号:A-814
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A.
ご要望として承りました。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
「木造住宅 低コスト 耐震改修の手引き」のP.85では、上下あき(a≦480、b≦430)の土壁に対して、アルミアングルでの補強をした場合の評価とあります。
P.84のA-831では上下あき(a≦480、b≦430)の土壁のみの評価があることから、土壁の形状にかかわらず、アルミアングルでの補強で上下あき(a≦480、b≦430)でもある程度は評価が可能と考えられます。
その場合の評価方法についてご教示お願いいたします。記入日 :2023年11月10日
工法番号:A-835等
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A.
上下あきの土壁に対して同じ寸法の真壁上下あきアルミアングル仕様の評価は行っておりません。今後そのような耐力壁の評価について検討を行っていきたいと思います。要望として承りました。
記入日 :2024年2月28日
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Q.
①980モジュールの場合A-233の補強をしようとすると3×6板ではなくメーターモジュールのコンパネが必要かと思います。それを使うとコストが上がってしまうので、柱に受材をつけてそれに3×6板のコンパネで補強を考えているのですが、それだと数値は変わってしまいますか?
②A-233カ・マはわかるのですがA233タはどのような時に使いますか?
③土壁の厚みが7~9㎝の場合、A-433を使おうとすると際の土壁を掘る必要がありますよね?であればその場合はA-435の方が適しているということでしょうか?記入日 :2023年11月14日
工法番号:A-233・A-433
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A.
コンパネ=構造用合板として回答いたします。
①A工法入隅仕様の単独壁に該当すると思いますので、低減係数を考慮して適切に評価してください。
②押し入れ補強などで建具にぶつかる面に利用したい要望に対して評価を作成しております。必要な際に適切な仕様にて補強を実施してください。
③土壁の仕様のうち、切り欠きで評価されているもの以外の欠損を生じさせる場合は、土壁を評価できません。A-433を用いるための適切なちりが確保できない場合はA-435を使用してください。記入日 :2024年2月28日
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Q.
●A工法A-111で換気扇開口300×300明けた場合にαは必要ですか。
●A工法A-111でW75×H150切欠けた場合に係数αは必要ですか。記入日 :2023年11月29日
工法番号:A-111
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A.
①開口周囲の胴縁(補強材)が裏桟と同一面になく、間柱に適切に緊結されているかが写真のみで判別ができないため、開口寸法がA-173_370開口(α=0.6)を満足しているようであればα=0.6として評価する必要があるものと判断されます。
表面の横補強材が幅全長にわたり分割なく設置されていれば、裏面の縦桟と連結しているものと判断できるため、穴あきルール(α=1.0)の適用も可と考えられます。
②穴あきルールの適用外で切り欠きと判断されるため、①と同様にA-173(α=0.6)での評価となります。記入日 :2023年12月25日
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Q.
お世話になります。
御協議会のA工法はとても素晴らしいと思い、船橋市の耐震補強で使わせていただきたいと思いましたが、日本建築防災協会の評価などはとられているのでしょうか?
その件だけ教えてください。
お忙しいところよろしくお願いいたします。記入日 :2023年12月1日
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A.
耐震補強の使用工法の検討に含めていただきありがとうございます。
A工法は、愛知県の減災協にて評価された工法であり、日本建築防災協会の評価は取得されておりません。
A工法の利用について補助金対象工法として認めていただいている行政庁もございますので、船橋市の審査機関に利用の可否をご確認いただけると幸いです。記入日 :2024年3月4日
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Q.
継手受材は「釘柱に対し2-N75斜め打ち」とありますが、この「斜め」の向きに決まりはありますか?
正面から打つ方法と上下から打つ方法のどちらがよいでしょうか?記入日 :2023年12月8日
工法番号:A-232
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A.
動かないように留まっていることが重要となります。
ただ、面材から釘を継手受材に打つことを想定すると、継手受材の上下から打つ方法の方が継手受材は動きにくいものと考えられます。記入日 :2024年3月4日
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Q.
お世話になります。A-234の四周釘止めの緩和がないかについて質問します。
A-234の耐力壁に直行する垂れ壁がある場合、垂れ壁部分約40㎝~60㎝が受材(30×40)での施工となる場合の壁基準耐力はどの程度認められますか?
垂れ壁の垂れ寸法によっては、5.2のままでも良いようにも思いますが、いかがでしょうか?
よろしくお願いします。記入日 :2023年12月21日
工法番号:A-234
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A.
A-234は受材仕様が評価されていない工法のため、現状では受材での施工とした場合の性能を評価できません。評価要望として今後検討させていただきます。
また、垂れ壁があることによる直交壁の性能向上(または低下)については、状況によって性能が異なってくるため、一律の評価が困難です。今後の検討課題とさせていただきます。記入日 :2024年3月4日
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Q.
A-234やA-432等の上下受材を使用する工法について、弊社では上下受材に構造用合板を留める際のN50を上下受材の真ん中に打って施工をしております。
そこで、補助金を使用する物件で行政から、以下の指導を受けました。
「上のあき寸法は、横架材下端から釘までの距離-20㎜とし、下のあき寸法は土台上端から釘までの距離-20㎜として合計が370㎜以下になるようにしてください。-20㎜は端部端あき寸法の20㎜です。」
しかし、評価シートのあき寸法は構造用合板端部からになっています。そこで質問ですが、上下受材への釘を打つ位置に関係なく構造用合板端部からの距離をあき寸法としてはいけないでしょうか?(端部端あき寸法の20㎜以上は確保するものとします。)記入日 :2024年1月21日
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A.
上下受材の薄桟仕様は、上下受材の中央(端あき45mm程度)に釘を打つと面材中心からの距離が小さくなることにより想定する耐力が発揮できない可能性があります。端あき寸法を15~20mm程度として施工してください。
記入日 :2024年3月6日