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耐震改修工法評価・手引き等

2013年度 ご質問回答一覧

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安価な耐震改修工法講習会等に関する技術的なご質問回答

重要なご質問及び回答は各年度から抜粋し、『木造住宅低コスト耐震補強の手引き』の第5章に載せています。

平成26年3月26日(水)に開催された『安価な耐震改修工法講習会』の受講者の方より提出されたご質問について、以下のとおり回答をいたします。
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工法に関する質問等

■減災協工法について

Q.
A-009、011工法の横桟30*90の設置方法は横使いか縦使いか教えてください。
A.
壁を正面から見て奥行30mm、見付90mmとして用います。追記します。
Q.
A-013、014工法の際の横架材間の高さの上限はありますか。
A.
設けていません。標準的な階高(2.7m程)に3本の貫がほぼ均等に入っていることを想定しています。
Q.
A-013、014工法 2012年版0.7掛け土壁耐力(建築防災協会の2012年度版の青本の評価)との関係はどのように考えていますか。
A.
有効です。減災協で試験を行った土壁の健全なもの、そうでないものの耐力の比率のみ採用し、健全な土壁の建防協の数値に掛けたため低い数値となりました。
Q.
A-013部分開口 土壁評価「土壁 上あき」について 建築防災協会の2012年度版の青本の評価では土塗壁厚40mm以上50mm未満横架材間7割以上の壁基準耐力が1.5kN/mとなっておりますが、こちらではなぜ40mm以上50mm以下の壁基準耐力が1.2kNと下がるのでしょうか。
A.
有効です。減災協で試験を行った土壁の健全なもの、そうでないものの耐力の比率のみ採用し、健全な土壁の建防協の数値に掛けたため低い数値となりました。
Q.
A-003、A-004などにW-025のテープを貼れば耐力が上がるのではないか。
A.
耐力は上がる可能性もありますが、実験により性能を確認する必要があるため今後の検討課題とします。
Q.
P27 「土壁・上下あき」では貫寸法指定なしですので、15*75でもOKと考えていいでしょうか。
A.
実験では15×105を用いていました。それ程影響はないと思われますので、15×75でもOKとします。評価シートを修正します。
Q.
P26 「土壁・上あき」は内壁の場合一般的ですが、貫は15*75が多く適用外になります。評価して数値を示してください。
A.
実験では15×105を用いていました。それ程影響はないと思われますので、15×75でもOKとします。評価シートを修正します。
Q.
P27 「土壁・上下あき」で、一般的には上あきで上下あきは少ない。筋かい(既設)に金物を取り付ける際、土壁を除去した際に適用してもよいでしょうか。
A.
適用してください。そのために作成した仕様です。
Q.
土壁で金物取付の為、切欠いた場合 金物取付後、その部分に再度土塗をした場合の評価はいかがか。
A.
上がる可能性もあるが、定量的に評価していないので無効とします。
Q.
A-006部分開口「真壁上下あき」「真壁押入」について 柱芯W910以外(W1000、W600)で同じ評価を受けることができるのでしょうか。また、開口を設けることは可能でしょうか。
A.
半間壁(900~1000)を想定しています。上下受材がないので、開口は不可です。
Q.
裏桟30*90とか45*90、受材30*40などの取付方向、見付と奥行をわかるように表記してほしい。
A.
追記します。
Q.
間柱と横桟の勝ち負け、今年追加されたものは詳しく書いてあるが、昔からのものは評価シートの絵だけではよくわからない。
A.
追記します。

■木造耐震診断及び耐震補強について

Q.
柱端部接合金物については、N値計算によって算定しているのか。
A.
N値計算を行なうと経済的です。
Q.
N値計算は改修箇所のみではなく建物全体を計算するべきではないか。
A.
その通りです。建物全体の計算をしたうえで、補強箇所の設計を行ってください。
Q.
上下あきの壁の改修では安価となったとしても、柱端部の金物施工が必要となり、結局金額がアップしてしまうのではないか。
A.
配置を工夫すれば、柱端部の金物施工が不要となる場合があります。総合的に見てコスト判断をしてください。
Q.
高倍率の補強材(構造用合板等)を多用することにより壁耐力(数値)のみ向上させることができるが、柱端部の接合箇所には一切説明がないのは各端部全てN値算定(必須であり)とし、各端部、接合部の緊結処理等を行っているのか。(改修箇所のみでN値算定では無意味では。)単に高強度の壁を増やすだけ(数値向上=耐震化問題なし)で本当に大丈夫だろうか。
A.
その想定です。接合部を緊結できる耐力(引抜き力)で追加耐力壁の耐力(水平耐力)を決めると良いです。
Q.
Weeでは補強計画の際、端部接合金物(H12告示仕様)施工有りなのか無しなのかでは効力・効果の違いが大きい。壁補強箇所が限られた建物が多い中、安価とは必ずしも言い切れないのでは。
A.
別途N値法を用い、合理的な補強を考えてください。

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