ACTION

耐震改修工法評価・手引き等

2016年度 ご質問回答一覧

表示年度を変更する

安価な耐震改修工法講習会等に関する技術的なご質問回答

重要なご質問及び回答は各年度から抜粋し、『木造住宅低コスト耐震補強の手引き』の第5章に載せています。

平成29年3月1日(水)に開催された『安価な耐震改修工法講習会』の受講者の方より提出されたご質問について、以下のとおり回答をいたします。
一括のPDFデータはこちら

工法に関する質問等

■減災協工法について

Q.
アルミアングルのメーカー指定ビスのメーカー指定はありますか?
A.
メーカーの指定はありません。記載のもの以上の性能を有するビスを利用してください。
Q.
CN50は2×4に使用するCN50と同じですか?
A.
同じです。

■木造耐震診断及び耐震補強について

Q.
合板下地で防火サイディングを張る場合、サイディングの耐力も加算して、金物の引き抜き力を計算した方がいいのでしょうか。下地合板も必要な壁は釘のピッチを守るが耐力壁にない壁は、釘のピッチを大きくして施工しています。これは問題ないのか。
A.
防火サイディングが耐力壁として加味できる場合は、防火サイディングも含めて計算してください。耐力要素としてみないものであれば問題ありません。ただし、サイディングは建防協の規定では診断専用の耐力要素ですので、新たには評価できません。
Q.
意外と現場で困る事は、壁の上部に梁がない場合です。頭つなぎを入れる様にと役所から指示が出ますが、金物としては心もとない限りです。アドバイスはありませんか。
A.
壁の上部に横架材がない場合は、耐力を見込めないため、横架材を入れてください。引張時に外れないような金物を選択してください。
Q.
真壁の筋かいは既ね30×90程度だと思います。金物は1.5倍ですが私は筋かいを一度外して金物を付けてから筋かいを戻しています。簡単な方法はありますか?
A.
確実な良い方法と思います。
Q.
精算法、偏心率、N値計算について詳しく知りたい。
A.
解説について今年度手引きに追加します。
Q.
精密診断法Ⅱの紹介と考え方についてもっと教えてください。
A.
精密診断法Ⅱについては、建防協指針でも計算方針のみとなっており、実際に評価するには診断者の高度な構造的な判断が必要になります。今後の検討課題とさせていただきます。

■その他

Q.
減災協では個別に質疑受け付けてくれるようなシステムはないのでしょうか。HPで問い合わせ先を設け頂きたい。
A.
減災協HPに質疑対応連絡先がありますのでそちらをご活用ください。減災協では質疑内容に応じて委員会等で判断する必要があるため、返答までお時間をいただく場合がございます。また、個別物件の判断については、各行政庁及び建築士会又は建築士事務所協会の審査委員会に耐震診断に関する窓口がありますので、そちらに連絡をしてください。
Q.
概算で結構ですのでタイプの違う耐震補強工事の比較をしてほしい。
A.
設計例1,2に記載しています。
Q.
最近さわがれております。直下率等はどのように考えたらよろしいでしょうか。不要との考え方もありますが。
A.
直下率は梁上にのる上階の耐力壁の性能を過大に評価しないための指標です。上階耐力壁の低減を行った場合の耐力についても評価する方針を今年度の手引きに記載しますので、今後の評価に役立ててください。

PAGETOP