評価工法に関する技術的なご質問回答
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Q.
柱と桁・土台は引抜金物で接合されていますが、面材が土台・桁に釘打ちされていない工法では 柱頭柱脚仕口のせん断力負担についてはどのように考えればよろしいでしょうか。
記入日 :2019年2月25日
工法番号:A-233
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A.
柱接合部金物には余裕がありせん断伝達に寄与すること、片側柱接合部は圧縮力が働き摩擦によるせん断伝達が行われることから余裕があると思われますが、条件によっては大きめの柱接合部金物でせん断伝達を補助してください。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
A工法におきまして添付ファイルに有りますような構造特性値の公開をお願いします。
京都大学 生存圏研究所の中川様開発のWallstatでの利用を考えています。記入日 :2019年3月13日
工法番号:A工法
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A.
手引きH30年度版の5.2(2)にて各変形角時のデータおよび特性値を公開しております。
公開しているデータから応答解析に必要なデータに変換することが可能ですので、変換して用いてください。記入日 :2020年3月3日
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Q.
A工法、全ての壁倍率を教えていただきたい。
記入日 :2019年3月13日
工法番号:A工法
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A.
A工法は(一般社団法人)日本建築防災協会の指針に則り壁基準耐力を算出しております。
そのため、壁倍率に換算することはできません。
尚、耐震改修時のN値計算に用いる場合には、壁基準耐力(kN/m)/1.96(kN) として算出した換算壁倍率を利用してください。記入日 :2020年3月3日
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Q.
Q16の評価の考え方のパッキンと質問者のパッキンは違うように思います。
質問者は段差のある場合、段差解消のカイモノ(パッキン―木材、合板等)を想定していると思います。何処からゴムのような樹脂素材が出てきたのでしょうか?
また、その下の添え木?胴縁?@150?M-7の略図がよく分かりません。ここでいう“添え木“とは 柱の横や横架材の横(面材に対して直交する面)に打った場合でしょうか。
その場合であれば@150とは何を意味しますか。
パッキン(カイモノ)(面材に対して平行)としての添え木、という意味でしょうか。ならば@150とは? 私の勝手な解釈のようなら理解できますが図面を添付します。
どちらにしても@150が分かりません。また、“添え木“の留め付ける釘の種類等も教えてください。
どうぞ宜しくお願い致します。記入日 :2019年4月23日
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A.
可能性として考えられるものとして添え木(木質材料でめり込みにより抵抗するもの)とパッキン(それ以外)を分けて回答していますので、該当するものについて読んでください。
評価の考え方には、回答を出すに当たって参考にしたもの及び考え方を載せております。胴縁@150は手引きにも転載のある参考文献(成果発表論文の2つ目)の試験体から引用しており、胴縁により面材が直に柱梁についていない場合の試験結果が記載されております。通常の合板仕様と比べ、性能が低下していないことから15mm以下の添え木の利用を可として判断しています。
15mmは添え木を介して合板の留め付け釘を直接柱・横架材に留め付けた場合を想定しています。 M-7の説明が分かりにくいので、胴縁を介して@150で留め付けた試験体と修正します。記入日 :2020年3月3日
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Q.
評価技術名称
部分木鋼 構造用合板補強工法
大壁「上下あき」 裏桟なし
評価番号 A-233
について、耐震性能のN値計算用等壁倍率をおしえください。記入日 :2019年5月9日
工法番号:A-233
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A.
A工法のN値計算用の換算壁倍率は、壁基準耐力/1.96で算出してください。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
A-213は大壁 裏桟なしだが、 入隅部の施工とする場合に、A-111カとA-111マと同様に
A-213カ 壁基準耐力5.2kN/mb、A-213マ 壁基準耐力4.16kN/mとしてよいかどうか記入日 :2019年5月30日
工法番号:A-213
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A.
新規に評価されております。A-213カは5.2kN/m, A-213マは4.16kN/mとしてください。
詳細は最新版の手引きをご確認ください。記入日 :2020年3月3日
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Q.
A-233等をスパンを連続して設置する場合、スパン数に制限はありますでしょうか
記入日 :2019年6月9日
工法番号:A-233, 222, 242, 213
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A.
制限はありません
記入日 :2020年3月3日
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Q.
1つの壁で両側から補強する場合、裏桟受け材はそれぞれで必要寸法のものを取り付けますか?それとも、兼ねてもよいのでしょうか?
たとえば30*90の受け材が必要な場合90*90を1本入れ、両面から合板を張るやり方でもよろしいですか?
よろしくお願いいたします記入日 :2019年6月24日
工法番号:A-311
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A.
必要寸法を満たしているようであれば問題ありません。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
1階の柱は玉石直建ちで固定されておらず、土壁の下端がすべて、土台(105×105 以上)がなく、畳寄せ(105×55)程度の材料で受けています。上部は2階床梁まで塗り上げてあります。
この場合の壁基準耐力及び壁基準剛性は A821土壁上あきと同等と考えて、診断及び補強を算定してもよろしいでしょうか。
また、主要構造部材である梁・土台の寸法に関して、記載が各評価シートにありませんが、どちらに記載がありますか。記入日 :2019年7月7日
工法番号:A-811~831(土壁)
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A.
梁、土台寸法には規定・記述はありませんが、A工法は90×90の土台及び90×120の梁材を用いて試験を行っています。
本仕様の場合は、基礎Ⅲで評価するのであれば、アンカーボルトへの土台の曲げ伝達が期待されていないため、A-821と同等と考えてもいいものと考えられます。記入日 :2020年3月3日
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Q.
A-413を一つの壁にて、二か所使用すれば、2倍で良いと思いますが、同じ下地(40×30)に使用した場合は、2倍とみて良いでしょうか?
又は、50mmの釘がつら抜けないように、下地を40mm角に変えれば両面に12mm構造用合板を打てば、倍の強度とみれますか?
確認の実験をよろしくお願いします。記入日 :2019年9月28日
工法番号:A-413
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A.
要望として承りました。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
A-455で検討していた壁で、部分開口がa+bで370mm以上あります。
その場合、天井より上の部分にアルミアングル+合板を施工しA-465押入仕様で計算し直し、施工する事に問題はありませんか?(a+b、c+dがクリアしている場合)記入日 :2019年10月15日
工法番号:A工法
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A.
寸法基準に適合する変更であれば問題ありません。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
部分開口 構造用合板補強工法
真壁「上下あき」 についてご質問させて頂きます。
先日香川県で井戸田先生の講習を受けさせて頂きました際に配布して頂きました「木造住宅 低コスト 耐震補強の手引き」平成30年度版のP72に記載してあります
部分開口 構造用合板補強工法 真壁「上下あき」(A-435)の適用範囲が内外壁になっておりますが協議会ページに記載してありますA435の評価シートの適用部位は内部壁のみになっております。
1.こちらはどちらが正しいのでしょうか?
2.適用箇所が内部壁のみの場合は何故この工法では外壁側に使用することが出来ないのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですがご回答いただけましたら助かります。
何卒よろしくお願い申し上げます。記入日 :2019年10月17日
工法番号:A-435
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A.
手引きの評価シートに誤記がありました。HPを正としてご利用ください。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
A工法についてですが、A工法の耐力は構造用合板標準仕様に、0.8、0.7、0.6等になっています。
A工法の骨格線を日本建築防災協会の「木造住宅の耐震診断と補強方法」P148~P150に掲載されている荷重変形曲線が有ります。
A工法の荷重曲線資料は作成していないと思いますが、材質が同じなのでそれぞれ荷重曲線も0.8、0.7、0.6して評価をしても良いのでしょうか?
限界耐力・時刻応答履歴・ウォールスタット等にこのA工法の耐力を考慮したいと考えています。記入日 :2019年10月23日
工法番号:A工法
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A.
5.2(2)の表にA工法の荷重変形角関係の一覧表を記載しておりますので、その数値を用いてください。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
・A-111「標準大壁」
→はり・柱・土台それぞれ合板に留めるようになっていますが、それぞれの最低のかかり代寸法を教えてください。
・A-111(カ)「A-111入隅対象壁勝ち」
→片方が入隅でない場合でも、両方を入隅仕様にして同じ耐力「5.2kN/m」とれますか。記入日 :2019年11月6日
工法番号:A-111, 111(カ)
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A.
かかり代については、用語の定義の端あきルールと同様の端あきをはり・柱・土台それぞれにもとるようにしてください。
また、入隅仕様は原則、片方のみ入隅の場合を想定していますので評価できません。記入日 :2020年3月3日
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Q.
A-233、A435、A-465工法の木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatパラメーター用データはありませんでしょうか。
記入日 :2019年12月21日
工法番号:A-233, 435, 465
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A.
A-233、A435、A-465の耐力壁は、性能値の評価が他のA工法耐力壁と異なりますので、委員会にて協議の上で回答をさせていただきます。
記入日 :2020年3月3日
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Q.
壁厚50から70ミリの真壁の場合、1隅欠けというのは土壁を貫通する事でしょうか。
それとも20ミリ程度削ぎ落とした場合で、壁厚が50ミリ有っても1隅欠きになるのでしょうか。記入日 :2019年12月24日
工法番号:A-812
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A.
残存壁厚さで土壁耐力壁として評価可能であれば、全体がその「最小厚さの土壁耐力壁」として評価するか、その他の土壁厚さを優先し「1隅欠き」として評価してください。
なお、土壁の残存厚さについては、手引きQ&Aの「土壁の削り厚さについて」を参考にしてください。記入日 :2020年3月3日